"まつりごと"に対する内の眼と外の眼

 父親から聞いた話。最近地元の自治会で、共同で管理している農業用施設を処分するか否かで議論が進んでいるらしい。実際処分に反対しているのは1人か2人ぐらいなのだが、かなり本気で反対しているらしく、毎度口論になるらしい。今回考えたいのは、この処分案の是非ではない。反対派の1人が怒り任せに口にしたある「脅し文句」についてである。
 「お前らが処分するつもりなら、わしは祭りも神事にも一切関わらんからな」。この一言、田舎の人間(と言っても田舎の人間を自分の地元ぐらいしかわかってないから下手したら私の地元だけの話かもやけど)の考え方がかなり色濃く出たものなんじゃないかと私は思う。この脅し文句、実質的には「この案件を棄却するためには、村八分も覚悟の上や」的なニュアンスを含むと考えるのが妥当。神事に参加しないことは村の一員から抜けることに等しいわけだ。
 "まつりごと"に参加すること=自治会に参加すること、"神事"に参加すること=その土地に生きること。土地の神を基盤にした共同幻想を維持すること=土地を守ること。少々雑な考えだし、現代じゃあ社会的な常識と半々ぐらいで成り立っているっていうのが本当のところ。それでも"社会人間"としての生活を、神事を基盤にした生活の上に広げている人は多いのではないか。実際子供に対する父親の教育にも現れると考える。学校で不真面目でも「ちゃんとしときや〜」ぐらいで済むことが多いのに対して、地域行事、とりわけまつりごとに対して不真面目な子にはパンチが飛んでくる。飛んでくるものが、平手打ちなのか、蹴りなのか、灰皿なのか知らないが、温度差は確実にある。現在コロナで祭りはやっていないが、神主を読んで神事はしている。ただのお飾り祭りではないのよ。現代じゃ全員が全員自分が祀っている神の名を知っているわけでも、神話に精通しているわけでもないが、ちゃんと上の世代に育てられながら幻想は受け継いでいる。それが"まつりごと"に対する内の眼である。もちろん内の眼は土地によって違う。私の小学校区は祀っている神から二分できるが(私が住んでるのがコノハナノサクヤヒメ、もう一方が金毘羅(大物主))もう一方の生活は少し違うような感覚を覚える。
 こういう紐解き方をすると、いかに移住政策に中身が無いかが窺える。その土地での生活を紹介する際に祭りを取り上げてもせいぜい「素敵な日本文化」止まり。土地の実態が全く見えてこない。土地の文化形態を基盤に広がるはずの生活形態を「田舎暮らし」という雑な一言が消し去っていく。移住者の生活は丁寧らしいが、発言はざるだ。地域住民が土地の文化を「素敵だ」って思うぐらいで生きてたら上記の発言が出るわけがない。みんなそこを基準に生きてるから上記の発言に意味が生まれる。現在の田舎信仰は土地に無関係な幻想を生み出している。パーマカルチャーにスローライフ。確かに納得できる点はあるが、まぁよその話。技術を学んでも、みんながそれを動機に場所で生きたらその土地は終わりだと思う。
 まぁこうやって他所者批判をするわけだが、私含め他所者のそれっぽい話で流されているのが現状。文化理解が全くないから。そんなこんなでちゃんと文化論は教養として極めていかねばと思う今日この頃。

 

plan
長期:文化論・国家論。仕事に必要な土木知識を最低限復習。PC系で簡単なことは一通り自作、自力解決できるように。
今月:課題図書(フーコー、国神論、序説、consuming places)。課題教科書(応用水理工学、土力の基礎と応用)。学会用諸々草案完成。time_frのコード完成。
今週:フーコーと国神論は読破。応用水理工学も読破。パワポと資料はとりあえず内容を詰め込んだものは作って、来週から整えていく。time_frの論文は読む。

 

do
11
バイト、草刈り、TA、研究、読書、筋トレ、カテキョ
部室の草刈りするからと呼ばれたら、そこに一回生の女の子。新歓の一環として草刈りをさせるらしい。一体どこからツッコんだらいいかと悩むのだが、まだまだボケは続く。部屋が汚臭いのだ。いや汚臭いのは今に始まった話ではない、と言われるかもしれないが、いつも以上の状態だ。部屋の半分はもので埋め尽くされ、なぜかある故障した洗濯機。冷蔵庫も故障し中から異臭が。調味料にはカビが生え、マスクを外せば息苦しい。結論、今年も新人マネージャーは期待しないでください。

12
バイト、研究、整体、散髪、研究、読書、修行、読書
筋トレはできなかった。

13
バイト、筋トレ、勉強、ゼミ、読書、研究、ジェラート修行
先日話題に上げた、草刈りに来た女の子、入部しました。まだC-chanみたいな子なら「草刈り→入部」も納得するんだが、これがまた真人間感のする人なんですわ。大学生活で俺の人を見るめが死んだのか、あの子が本当はやばい子なのか、なんにせよ入ってくれたことは喜ばしいことなので優しくしようと思います。

14
読書、筋トレ、勉強、研究、読書、修行
time-fractional-richards equationのコードを書き始める。途中バグって完成ならず。バグが生じているところはわかったので、これからはそこの修正をしていきます。

15
バイト、筋トレ、勉強、研究、TA、修行

16
バイト、整体、読書、昼寝、勉強、修行
バイトだったが昨日寝たのが遅く、足りない分を昼に回す。2時間ぐらい寝てただろうか。
ふと山口周の本を読んでみた。いわゆるビジネス本で、unlimitedで読んでた。久しぶりにこの手の本を読んだが、読むのに大体1時間ぐらい。普通の新書なら他もそんなペースな気がする。たかだか1時間で得られるもののために800円を払うって馬鹿馬鹿しいなと感じてしまった。1時間で読めるなら、本屋で立ち読みでもいい気がする。

17
バイト、掃除、体幹・タバタ、研究、修行
20分走2本ぐらいやろうと思ってたが、掃除してたら時間が減り、サイコンつけたら電池切れでタバタにしました。久しぶりにやったわけだが、いつやってもしんどいのは相変わらず。追い込み切れてたかというと微妙なところではあるが、やっぱり人間週に何回かは、根性見せないと乗り越えられないものをするって大事だなと思った。

 

check
フーコーの思考体型も国神論も読めてません。
PC系も全然やってません。
応用水理はある程度進んだ。毎日勉強する時間を取れたのはよかった。
学会用資料は、アウトラインはある程度考えたが、結果の整理とかまだ追いついてない
time-frは論文は読んだが、まだコードにおこせてない。newton法で解くってあったけど、微分が絡んでるもんをどう変形したらいいかわかってない。
練習はぼちぼち。筋トレは基本毎日できた。長距離の練習はできていないが、簡単なことは継続できている。
<総括>
タイムマネジメントというものが完全にできていない。というよりしてない。やることに対して、気が済むまでやってるだけ。切羽詰まってないだけに、満足するだけのマスタべその日暮らしになってる。心の中に管理人を!

 

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