述語

 日本語には主語はないという主張を基にする本を今読んでいる。日本語は主語を持たない述語性の言語であるという軸から、言語論や文化論、日本思想について語られている。この主語がないという話、例をあげると、飲みの席で最初に発せられるこの一言「私はビール」。ここに出てくる"私は"は主語にならない。この英訳が"I'm a beer"とならないのは中学生でも分かる話。この場合の"私は"は提題と類されるらしい。つまり、大前提として「注文を決める」という文脈において、今から話すことは"私"についてだという提題がなされ、ビールという述語に至るとのことだ。この文の"私"は決して動作主である主語にはならない。もちろん、この一例からのみ日本語に主語はないと決めつけるのは、あまりにも帰納的すぎて納得いかないと思う。ただ、普段使っている言葉において、学校教育で"主語"として教えられてきたものは提題なのかもしれないと考えてみても、齟齬はないのではないか。なんなら前よりすっきりすると思う。また、受験英語において「文章の主語と動詞をきちんと把握しましょう」なんていうのはよく使われるアドバイス。つまり我々日本人は主語を持つ言語に相対したとき、わざわざ主語というものに注意を払わねばならぬほどに、主語に疎い言語圏に生きている。こういうふうに想像するのは難くない。
 ここまで話してきて、「だからどうした?」となるが、個人的な話として、最近の思考回路が日本語っぽくなかったなと思ったってだけの話。昔は発するべき述語を頭の中に持ったまま、そこに到達するために、あらゆる要素をつけながら述語に着地していくみたいな話し方だった。どういうわけか最近は頭から話し始める。ここの歪みについてはまたそのうち書くかも。

 

plan
長期:卒業、セコカン、PC系、文化・社会論、トライ
今月:ゼミ・学会資料。セコカン一次の勉強を一周。述語性、urry、吉本。Ex.exp。
今週:ゼミ・学会資料完成(水曜まで)。セコカンは今まで通り。述語性は読破。

do
8
整体、TA、読書、施術
1日本読んでたら潰れてしまった。やることあるのにあかんやろ

9
バイト、寝る、コーヒー講習会、施術
 たまに体の凝りが激しくて目を覚ます時があるのだが、今日がまさしくその日だった。だいたい布団の中で体を伸ばしながらベストな位置を見つけたら、もう一度寝ている。ただ今日は朝からバイトだったので勝手が違った。まず4時ぐらいに痛みで目が覚める。伸ばす。落ち着いたから寝始める、直後にアラーム。絶望したよ。というわけでバイト帰りに横になるが、そんなに寝れぬ。なんか腹立たしいわ。
 ちなみに凝りが激しかったのは、左肋骨下部。ここを伸ばすと、胸鎖乳突筋、脇、肩甲骨周りと、先生に言われている硬い・歪んでるポイント全てが伸びる。なんなら頭に血が昇るし、すごく気分がよくなる。ここがきっちり伸び切れば、すごい毎日楽しい気がする。
 午後はコーヒー講習。カプチーノの作り方を勉強してた。初めて牛乳の入ったコーヒーを美味しいと感じた。ただ、やはり私が作ると、ただ単にカフェラテの上に泡が乗っただけの代物に成り下がる。牛乳の攪拌が下手くそらしい。これから修行。

10
読書、資料作成
 コーヒーガンギマリで全然寝れなかった。

11
整体、読書、資料作成、論文探し、セコカン
山本先生の本を50p/hぐらいのペースで読めるようになった。10ページ読んだだけでお腹も頭もいっぱいになってた時よりはこの手の話に対する前知識も、思考回路の慣れも発展してきたということだろう。氏の本はだいたい600pぐらいだから、1日1時間読書に使ったとしても12日で読了できる計算である。まぁ、ちゃんとノートとって整理していくと、そう簡単な話にはならないのだが。今読んでる本を読み切ると、文化論は4冊とも読んだことになる。次は折口、藤井、坪井へと触手を広げていく。氏の本の中で、あと読みたいと考えているのは、国家論*3(共同幻想論フーコーは一応読んだ)、ブルデュー文化資本論、フーコー(読みかけ)の計6冊になる。一月に2冊だとしても3ヶ月かかるな。まぁ卒業までにはなんとか。これだけ読めば下手な文系卒よりはマシになっているだろう。

12
バイト、資料作成、論文整理、論文探し、読書
fractional richards equationの論文は見つけるが、計算手法の説明が雑すぎ。先生に聞いても「いや知らん笑」。再現性のかけらもねぇぜ。

13
バイト、ネット、読書、昼寝、資料作成、論読み
 離散化過程がきちんと書かれている論文を見つけた。陽解法だからちゃんと計算できるのか不安だが、やっとなんとかなりそう。今日はコード書く余裕がないので明日書きます。
 話は変わるが、ゼミ資料作りながら、「今やってる作業は明日が締め切りだと思ってやらんといかんな」と思った。いやほんと先延ばししすぎやで。

14
バイト、読書、資料作成、論読み
 今日のバイトはくそ忙しかった。ただ、お客さんのアンケートに「メガネの店員さんがテキパキ動いててすごかった」て書いてあったのに感謝感激。

 

check
ゼミ資料は全然予定通り完成しなかったわけだ。述語性の〜はあと二日あれば読めるぐらいのところまでは読んだかな。非線形のコード計算回すの難易度たかし。カプチーノ講習は普通に面白かった。「やっぱり本場は〜」みたいなこと言う人だいたい嫌いだけど、やっぱり本場で勉強してきた人はすごいなと思った。

 

action
「常に今晩が締め切りと思ってやれ」と心に刻んで生きていきたいと思いました。